コンフィグ管理の問題点を解消します
コンフィグ管理は単純なプログラム管理やデータ管理とは大きく異なる面を持っています。
それはネットワーク機器を動作させるプログラムを管理する必要があり、内容の異なりがちな情報を統一しなければならない点です。
通常のプログラムやデータは同じ設定や結果を導くためには同じ情報であることが一般的ですが、コンフィグの場合にはその内容が異なってもネットワーク機器を正常に動作させることができるため、内容が異なることが一般的なのです。
その為、システムで統合的にチェックする事が非常に難しく、不具合を見つけきれなくなってしまう事が少なくありません。
この管理システムでは煩雑なコンフィグ管理を効果的に行うため、様々な工夫がなされています。
一つはそれぞれのコンフィグの差分を識別する事が可能な点です。
単純に内容を記録するのではなく、前世代との差分を認識し記録する方法のため、違いを正確に識別する事が可能です。
その機能を用いることでそれぞれのネットワークノードの設定の違いを識別し管理するため、異なる内容のコンフィグを正確に管理する事が可能です。
加えて、差分だけを記録し全世代の記録と組み合わせるため、論理的な世代管理の階層が大きくなり、様々なトラブルに迅速に対応する事が出来るのです。
これまでのコンフィグ管理はすべての情報を世代ごとに管理する方法で有ったため、データ量が膨大になるほか複数の世代の管理が容量的に難しくなっていましたが、この管理システムでは効率良く管理する事ができ、様々な問題点が解消できます。